長かった2学期が終わり、終業式はいつものようにオンラインで行いました。放送によって「起立・校歌静聴・礼・着席」などの号令がかけられ、各教室できちんとした態度で聴くことができていました。私(校長)からは、暑い8月後半から始まった2学期を無事終えたこと、校外学習や修学旅行など大きな行事が一人一人の頑張りで大成功に終えられたこと、マラソン大会では、とても寒い中最後まであきらめずに走り通せたことなどを振り返りました。そのなかで満足できなかったこともあったでしょう。そんな時は「あしたから、あたらしい あなたに かわりましょう」ということで、小さなことから実践して前にすすんでほしいという願いを込めて、「ひとにやさしく」「元気な声であいさつ」「じぶんのものはじぶんでかたづける」「はきものをそろえる」という具体的な内容を話し、何よりも「自分の命も人の命も大切に」してほしいと言いました。誰もが大切にされる世の中であってほしい、その実現を私たちは学校で、家庭で、社会で一歩ずつめざしていきたいと思います。
また、生徒指導部からは元気に3学期からも登校するために気をつけてほしいことについて分かりやすい話をしてもらいました。
この日、午後2時からは三笠中学校区地域教育協議会による「第12回 こども未来会議」をオンラインで行いました。三笠中学校をはじめ、中学校区内のすべての小学校とオンラインで未来について話し合い、校区での「環境宣言」を決めるものです。
本校の参加者は6年生の有志4名。ファシリテーター(議論を回す人)は、本校に教育実習に来てくれていた大学生4名と各学校のコーディネーターさん方。各学校の児童生徒が4つのグループに分かれ、さらに大学生もそれぞれのグループをまとめるため、合計8教室を使用し、今年のテーマ絵本「ゴミにすむ魚たち」(大塚幸彦著)から環境問題について討議しました。SDGs実現目標の2030年に向け、子どもたちが真剣に考えてくれた姿が時に鋭く、素晴らしい意見がたくさん出されました。そして「わたしたちが考える環境を守るためのお約束」として、佐保川や世界遺産を守るため、①無駄なものは減らす ②本当に必要か考えて資源を大切にする ③ごみをポイ捨てしないようにして、見つけたら拾う ④三笠っ子 いつでも持とう マイバッグマイボトル の4つが採択されました。
長時間にわたる討議でしたが、子どもたちも満足した様子で終えることができました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。